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日本評価研究5巻2号
The Japanese Journal of Evaluation Studies Vol. 5, No. 2

【春季第2回全国大会開催報告】

共通論題
MDGs達成に向けて
―開発成果マネジメントの課題―

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牟田 博光
東京工業大学

セッションの目的

 ミレニアム開発目標(MDGs)は2000年の国連ミレニアム・サミットで採択された。8つの目標、それに伴う18のタ−ゲット、48の指標からなり、その達成に向けた努力がドナーにもパ−トナ−国にも求められている。MDGsが強調されるようになった背景には、これまで多くのインプットがあるにもかかわらず、期待された開発成果が得られてこなかった現実がある。2005年9月にミレニアム・サミット・レビュ−会合が開催されることもあって、国内外でMDGs関連の評価が盛んに行われた。
 MDGsはなによりも国際協力の世界にパラダイムの転換を意識づけた。MDGsは従来のインプット重視から成果重視への転換を決定づけたからである。インプットを確実に行うのはドナーの意思と努力だけでも何とかなる。しかし開発成果はそうはいかない。そもそも、これら多様なインプットと開発成果との因果関係も単純明快ではなく、インプットが開発成果をもたらすためには多くの条件を考慮しなければならない。しかも、開発途上国の統計情報は信頼性に問題があり、必要なデータが得られない場合が多い。十分な情報が得られない中で、援助の効果をどうモニタリングするかも大きな課題である。
 本セッションでは、わが国の主要な援助機関から、北澤寛治氏(外務省経済協力局)、辻一人氏、鴫谷哲氏(国際協力銀行)、三輪徳子氏(国際協力機構)の参加のもと、MDGsの達成を念頭に置いた開発成果マネジメントに基づく様々な取り組みや問題点を報告してもらい、それらをふまえて、開発成果マネジメントが重要となっている今日の評価のありかたについて議論を行った。

 

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